[Blueprint] Unreal Engine 4ゲームプログラミング for Ultra Beginners [準備]
こんにちは。こむろです。
先日Global Game Jam 2016の札幌会場に参加してきました。案の定、UNREAL ENGINEチームに入ったため不慣れながらもUNREAL ENGINEでのゲーム制作の一部を体験してきました。若いUE4使いの下、色々と教えてもらいつつゲームは無事完成。懇親会でもかなりの人達に遊んでもらえたのを見て、とても楽しいゲームジャムでした。レポートはこちらです。僕らが作ったゲームはこちら になります。
こちらはド素人がゆるゆると解説していこうかと思います。
Blueprint
Blueprintとは、UNREAL ENGINE 4で利用できるビジュアルスクリプト機能です。非常に強力な機能で、ゲームを作成するためのほとんどの機能が利用できます。実際にこのBlueprintのみで作られたゲームもあり(C++の記述が一切なし)、凝ったことをしなければほとんど事足りてしまうほど強力な機能を持っています。 *1
機能のノードをリンクでつなぐだけで処理を作ることができてしまうため、直感的に複雑な処理を記載していくことができます。
そして何より処理の流れをリアルタイムで見ることができるため、見ていて楽しい開発です。今回は、基本クラスであるActorを使いながらBlueprintの基本を紹介してみます。
準備
前回まではC++プロジェクトで作成していましたが、今回はBlueprintを主体に利用するためプロジェクトも作り直しましょう。
プロジェクトの作成
- UNREAL ENGINEを起動します。
- 新規プロジェクトから
ブループリント
タブを選択し、空のプロジェクト
を選択します。 - 何かと基本のコンテンツは合ったほうが良いので
スターターコンテンツあり
で行きましょう *2 - プロジェクト名は「BPSampleProject」にします。 *3
プロジェクトを作成
を実行します。
Mapの作成
はじめに表示されているMapでは少々余計なものがゴロゴロしてるので(便利ですが)、新たに真っ白なマップを作成しておきます。
StarterContent>Maps
ディレクトリの中へ。右クリック>レベル
を選択
Playground
という名称で保存。ダブルクリックで開いておきます
このままだと真っ暗で何も見えません。
ビジュアルエフェクト
から 大気フォグ
を選択して真っ黒なマップへ適当な位置で放り込んでおきます。
地面も作成しておきます。 基本
から Cube
を選択しマップへ放り込みます。アウトライナで Cube
が選択されていることを確認します。
ロケーションはx=760.0cm
, y=-10.0cm
, z=0.0cm
とします。拡大・縮小はx=20.0
, y=20.0
, z=1.0
とし正方形の板を生成するようにしました。
すると画面に真っ黒い板が出てくるかと思います。これを地面とします。
ひとまずこれで最小限のステージが用意できました。ちなみにUE4ではMapのことをレベルと呼ぶようです。以降はレベルで統一します
ライトの設定
このままでは地面が暗くて闇に吸い込まれそうです。ライト
から ディレクショナルライト
を選択してレベルへ放り込みます。ロケーションの値はx=660.0cm
, y=160.0cm
, z=610.0cm
、拡大・縮小の値はそれぞれx=y=z=2.5
で設定しました。
これで明るく地面が照らされてるかと思います。
これで準備が整いました。次回から遊んで行きましょう。
参照
- てんちょーの技術日誌 -【UE4】GGJ2016 Sapporoに初参加してきた
- ブループリント・ビジュアル・スクリプティング
- ブループリント クラス
- Global Game Jam 2016 Sapporo UNREAL ENGINE TEAM